アイデア
予定が崩れても、目的を見失わないためには?
短い答え
目の前の課題を進めることと、障害が起きてもよく考えて行動すること。その二つをあらかじめ意図します。
『提要』第4節で、エピクテトスは浴場へ行く人に、そこで起こりうる出来事を思い描くよう勧めます。水をかけられる、押される、侮辱される、盗まれる、といったことです。目的は入浴だけでなく、自分の意志を自然に即して保つことにもあります。一方が妨げられても、もう一方まで失う必要はありません。
現代の会議なら、提案を説明することに加え、話を遮られても相手の話を聞き、誠実に答えることを目的にできます。成果は大切ですが、その成果をどのように目指すかも大切です。この会議の例は、浴場の一節をもとにした編集部による応用です。
練習として、中断が予想される場面の前に「私はこれをしたい。そして、……を大切にして行動したい」と書いてみましょう。忍耐や公平さなど、一つの姿勢を選びます。予定が変わったら、その姿勢を保ちながら手順を調整します。困難への備えは、誰に対しても悪い予想をすることとは異なります。
